スリランカ紅茶あれこれ
スリランカ
セイロン紅茶
の産地
スリランカのセイロン紅茶の産地は、基本的に5ヶ所あります。一番標高の高い地域、約1800メートルから2200メートルくらいのヌワラエリア。1500メートル前後でヌワラエリアの南&南西地域のディンブラ。南東地域のウバ、標高600メートルから1500メートル。西&西北地域のキャンディー、標高600メートル前後。南の平野部で標高300メートル前後のルフナ。以上基本の5ヶ所ですが、現在は、この5ヶ所に加えヌワラエリア北東部地域で標高1500メートルのウダプッセウェラとディンブラの南部地域で標高600メートルから1000メートルのマスケリアの2ヶ所が加わり7ヶ所の地域になります。
スリランカ
セイロン紅茶
の産地別の特徴
ヌワラエリア 低温で弱めの醗酵、水色は薄めのオレンジ。しかし、コクのある渋味と深みのある香り。
ディンブラ 常温での醗酵で水色は深い紅。渋味、苦味、コクすべての要素を含んでバランスの取れた紅茶。
ウバ 一般のウバは、ディンブラとほぼ同じ。しかし、ウバ地方が乾季に入る6月から8月のクオリティーシーズンは、強い刺激的な香りと渋味があり、醗酵温度も低く抑えられ水色はオレンジになります。この、クオリティーシーズンのウバは、特別な紅茶で大変高い値段で取引されます。
キャンディー 常温での醗酵で水色はダークな紅。渋味、苦味、コクすべての要素を含んでいますが非常に軽い味の紅茶で特徴がないのが特徴です。。
ルフナ 常温での完全発酵で水色は黒に限りなく近くなります。香りも渋味もあまりなく、苦味が感じられる程度です。基本的に中近東のアラブ人やロシア人が好む味で、たっぷりのミルクと砂糖、または、塩などを入れて飲みます。その他、香料を添加するフレーバーティーの原料ともなります。
ウダプッセウェラ ヌワラエリアと同じ時期に乾季に入りクオリティーシーズンが来ます。紅茶の特徴は全く、ウバと同じですが、ウバがクオリティーシーズンでない時クオリティーシーズンがくるので品質の割に価格が安くお買い得なウバテイストの紅茶。
マスケリア キャンディーとディンブラの中間的な香りと味。一般的なミルクティーにはあいます。
スリランカ
セイロン
紅茶の等級
スリランカの紅茶の品質は、飲んでみないとわからない。
F.O.PやB.O.P等の記号は、ただ単に茶葉のサイズを示しているに過ぎません。しかも、統一された規格ではなく、紅茶メーカー(輸出業者)が、独自に決めています。ですから、メーカー単位で、B.O.Pのサイズが、違っています。
スリランカ
セイロン紅茶
の品質
紅茶の品質は、正直に言って飲んでみないとわかりません。
一般的に、スリランカではローグローンは低級品で、ハイグローンが高級品と言われますが、ローグローンが好みのアラブ人はローグローンが高級品となります。日本人は香りと渋味を好み、ハイグローンが高級品となります。(基本的には、嗜好品ですので好みで決まります。)
スリランカの
オーガニック
セイロン紅茶
スリランカでは、オーガニックの紅茶を作るには、大変な苦労があります。それは、病気と害虫との戦いです。昨今の異常気象では、香りが強くコクのあるハイグローンの紅茶をオーガニックで作るのは、大変難しいことです。
しかし、ただ単純に無農薬で、紅茶を作るのは簡単です。3〜4年間潰れて放置された紅茶農園で作れば、初めから無農薬です。ただし、香りとコクは、ありません。
スリランカ
セイロン紅茶
の品種
基本的に、ハイグローンは中国種が強く、ローグローンはアッサム種が強く品種改良されています。ヌワラエリア地域の茶葉は小さく。キャンディーやルフナは、大きくなります。ウバ地方では、イギリス人が中国種とアッサム種を配合して開発した為イングリシュジャッド、英国種と言われており独特のウバの紅茶を生産しております。
スリランカ
セイロン紅茶
の製造過程による品質
オーソドックス方、セミオーソドックス方、CTC方等製造方法は、論じられますが、香りと味、コクの決め手は、茶葉の醗酵温度コントロールが、最も重要です。これは、日本の技術導入すればすぐに解決しますが、コストとの問題になります。消費者の皆様がダージリンと同じ価格でセイロン紅茶を購入されれば問題はないのですが、今のスリランカセイロン紅茶価格では、技術導入は難しくなります。皆さん、スリランカの会社から直接高く紅茶を買いましょう。